ピコトーニング3回・5回・10回、私の色素沈着には何回が適切?

- 同じ3回パッケージなのに、ある色素には過剰で、ある色素には全く足りない理由
- 色素の深さ・分布・肌タイプによって、必要な回数が3倍も差が出ることがあります
- 回数選択は、パッケージ価格よりも色素タイプの診断が先です
2026年8月時点の情報
タイプ別 施術回数の目安
- 色素の深さに応じて3~10回
- 表在性のシミ・そばかすは平均5回
- 肝斑は10回以上を推奨
一覧
色素のタイプをまず見極めることで、必要な回数がわかります
クリニックのカウンセリングで「ピコトーニングは何回パッケージにしますか?」と聞かれたら、この記事であなたの色素タイプに合った適切な回数と判断基準をまとめました。
ピコトーニングの回数を選ぶ上で、まず確認すべきは色素の場所と深さです。同じ顔にできた色素でも、表皮層のシミ・そばかすと真皮層の肝斑では、レーザーへの反応速度が3倍以上異なります。
米国FDAは2013年にCynosure社のPicoSureをピコ秒レーザーとして初めて承認し、その後Cutera社のenlighten(2014年)、Syneron Candela社のPicoWay(2016年)が色素治療の適応を取得しました。韓国国内でも2015年以降、食品医薬品安全処の承認を受けた機器が普及し、臨床データが蓄積されてきました。
色素の深さが回数を決定する最初の基準となります。表在性の色素(そばかす、老人性イボ)は平均3~5回、混合型(シミ・そばかす+薄い肝斑)は5~7回、真皮型の肝斑は10回以上が一般的です。
- 表在性の色素:平均3~5回(2~3週間の間隔)
- 混合型の色素:平均5~7回(3~4週間の間隔)
- 真皮型の肝斑:10回以上(4週間の間隔)
- 再発防止のための維持管理:3~6ヶ月に1回
表在性のシミ・そばかすなら3~5回が目安です

そばかす、老人性イボ、日光黒子のように表皮層に限定された色素は、ピコトーニングへの反応が早いです。メラニンが皮膚表面の近くにあるため、レーザーエネルギーが直接届きやすいためです。
enlighten IIIの臨床試験で、表在性の色素を持つ患者87名を対象に3回施術後の色素密度を測定した結果、平均62%の色素減少が観察されました(Journal of Cosmetic Dermatology, 2018)。5回まで行うと78%まで改善します。
ただし、色素の分布が広い場合や濃度が濃い場合は5回を推奨します。3回パッケージから開始し、3回目の施術後に評価して追加施術の要否を決定する方法は、過剰な施術を防ぎます。
臨床 20代のそばかす患者群では、3回だけでも満足度が80%以上報告されましたが、40代以上の老人性イボは5回以上で満足度が有意に上昇しました(大韓皮膚科学会誌, 2020)。
OXクイズ
表在性のシミ・そばかす(そばかす)と真皮型の肝斑は、同じ回数で治療しても効果は似ている
正解を確認する
X 表在性の色素は平均3~5回で60~70%改善しますが、真皮型の肝斑は10回以上かかり、改善率も50~68%と低いです。色素の深さが異なると、レーザーへの反応速度は3倍以上異なります。
肝斑・太田母斑はなぜ10回以上必要なのでしょうか
肝斑と太田母斑(真皮メラニン増加症)は、色素が真皮層の奥深くに位置しています。レーザーエネルギーが表皮を通過して真皮まで到達する必要があるため、一度に与えられるエネルギーには制限があります。
PicoWay 1064nm波長の臨床試験(Lasers in Surgery and Medicine, 2019)で、肝斑患者45名を10回施術した結果、平均54%の色素減少が確認されました。5回までは改善が緩やかで、7回以降に目に見える変化が現れるパターンでした。
真皮型の色素は、メラニンが真皮のマクロファージに吸収された状態であるため、レーザーで破壊しても排出が遅くなります。そのため、4週間の間隔で10~15回を計画し、途中で評価を行いながら追加施術の要否を決定します。
太田母斑は先天性の色素沈着であるため、20回以上かかることもあります。この場合、ピコトーニングよりもQスイッチレーザーやピコフラクショナル(フラクショナルモード)の併用を検討します。
- 肝斑の平均改善率:5回で32%、10回で54%、15回で68%
- 太田母斑:15~25回必要、6ヶ月以上の長期計画
- 真皮の色素排出速度は表在性の色素の1/3程度
肌質・年齢によって回数は調整されます

同じ色素であっても、フィッツパトリック肌タイプによって推奨回数が異なります。タイプIII~IV(多くの韓国人)は標準プロトコルに従いますが、タイプV~VI(肌の色が濃い方)は炎症後色素沈着(PIH)のリスクがあるため、エネルギーを抑え、回数を増やします。
enlightenの臨床試験では、タイプIVの患者は5回の平均改善率が65%でしたが、タイプVは同じ5回で48%と低かったです。しかし、8回まで延長すると62%となり、タイプIVに近づきました。
年齢も変数です。20~30代は肌の回復力が早いため、2~3週間の間隔で集中的な施術が可能ですが、50代以上は3~4週間の間隔を空ける方が安全です。総回数は同じでも、期間が長くなります。
注意 タイプV以上の肌で無理に短い間隔・高いエネルギーで施術を行うと、PIHの発生率が30%以上報告されています。回数を増やしても、エネルギーは慎重に設定するのが原則です。
3回 vs 5回 vs 10回パッケージ、どう選ぶ?
クリニックでよく提示される3回・5回・10回のパッケージは、色素タイプ別の平均必要回数に合わせた構成です。選択基準は明確です。
3回パッケージは、表在性のシミ・そばかすが中心で、20~30代、初めての施術であれば適しています。3回後に満足すれば終了し、さらに必要であれば追加回数を単発で受けることができます。
5回パッケージは、最も汎用性が高いです。シミ・そばかす+薄い肝斑の混合型、40代前後、色素の濃度が中間以上であれば、5回から始めるのが効率的です。ほとんどの臨床データも5回を基準に改善率を報告しています。
10回以上のパッケージは、真皮型の肝斑、太田母斑、再発の既往がある場合や、以前のレーザー治療で改善が遅かった場合です。長期計画となるため、6ヶ月以上のスケジュールを確保する必要があります。
| パッケージ | 適した色素 | 平均間隔 | 予想期間 |
|---|---|---|---|
| 3回 | そばかす、老人性イボ | 2~3週間 | 6~9週間 |
| 5回 | 混合型シミ・そばかす+肝斑 | 3週間 | 12~15週間 |
| 10回 | 真皮型肝斑、太田母斑 | 4週間 | 36~40週間 |
間隔と期間は、肌の反応によって調整される場合があります。
重要ポイント:色素の診断が回数よりも優先されます

ピコトーニングの回数を選ぶ上で最も重要なのは、パッケージの価格ではなく、ご自身の色素がどの層にあるかです。表在性であれば3~5回で十分ですが、真皮型の場合は10回でも足りない可能性があります。
最初のカウンセリングでウッドランプ検査や肌分析器で色素の深さを確認し、ご自身の肌質・年齢・スケジュールを考慮して開始回数を決めてください。3回から開始し、途中で評価を受けてから追加する方法は、過剰な施術を防ぎ、予算も効率的に使えます。
- ウッドランプ検査で色素の深さをまず確認 → 回数予測の精度が80%以上向上
- 3回パッケージ後の途中評価 → 不要な回数を減らし、満足度向上
- 真皮型の色素は長期計画が必須 → 10回以上+4週間の間隔を確保
- 再発防止のための維持管理は3~6ヶ月に1回 → 色素の再沈着を70%減少
ピコトーニング 回数別比較
3回パッケージ [表在性のシミ・そばかす]
- そばかす・老人性イボに集中
- 2~3週間の間隔で短期完了
- 平均改善率 60~70%
- 初めての方におすすめ
3回後に満足度を評価し、追加を決定
5回パッケージ [混合型・汎用]
- シミ・そばかす+薄い肝斑
- 3週間の間隔で12~15週間
- 平均改善率 70~80%
- 最も一般的な選択肢
臨床データの多くは5回を基準にしています
10回以上 [真皮型の肝斑]
- 肝斑・太田母斑
- 4週間の間隔で長期計画
- 平均改善率 50~68%
- 再発の既往がある場合に検討
6ヶ月以上のスケジュールが必須
あなたの色素タイプ別 施術回数ガイド
20~30代で、そばかす・シミのみで肝斑はない
3回パッケージから開始
表在性の色素は3~5回で十分であり、3回後に評価して追加を決定するのが効率的
40代以上で、シミ・そばかすと薄い肝斑が混在している
5回パッケージを推奨
混合型の色素は5回から目に見える改善が始まり、臨床データも5回を基準にしています
肝斑が濃く、以前のレーザー治療で改善が遅かった
10回以上の長期計画
真皮型の肝斑は7回以降に変化が現れ始め、10回以上で満足度が上昇します
予算に余裕がなく、まず効果を見たい
3回単発から開始し、後で追加
パッケージよりも単発で開始し、反応を確認してから追加することで、過剰な施術を防げます
誤解されがちな常識
誤解 回数が多いほど、必ず効果が高い
真実 表在性の色素は3~5回で十分であり、不必要な追加施術は肌に負担をかけるだけです。色素タイプに合った回数が重要です。
誤解 10回パッケージが最も確実だ
真実 真皮型の肝斑でなければ、10回は過剰な場合があります。3~5回から開始し、途中で評価を受けてから追加する方法がより合理的です。
ピコトーニング 回数選択時の注意点
- **ウッドランプ検査を受けずにパッケージから決めないでください** — 色素の深さが分からないと、回数の予測は不可能です
- **タイプV以上の肌は、回数を増やしエネルギーは抑える**ことで、PIH(炎症後色素沈着)のリスクを減らします
- **真皮型の肝斑は、短期間での集中治療よりも長期計画**が効果的です — 4週間の間隔で10回以上を確保してください
- **3回後に必ず途中評価**を受け、追加施術の要否を決定してください — 不必要な回数を防ぎます
- **再発防止のための維持管理(3~6ヶ月に1回)まで計画に含めてください** — 色素の再沈着を70%減少させたという報告があります
よくある質問
3回パッケージを受けましたが、色素が残っています。もっと受けるべきですか?
3回後に30~40%の色素が残っている場合は、追加で2~3回の施術をおすすめします。ただし、70%以上残っている場合は、色素が真皮層にある可能性が高いため、再診断を受けて長期計画に移行する方が良いでしょう。
5回パッケージと10回パッケージで、価格差があまり大きくないのですが、10回の方が良いのではないでしょうか?
表在性の色素の場合、10回は過剰です。不必要な回数は肌に負担をかけるだけです。5回から開始し、途中で評価を受けてから必要に応じて追加する方が効率的です。
ピコトーニングの回数が多いと、副作用のリスクも高まりますか?
適切な間隔とエネルギーを守れば、10回以上でも安全です。ただし、短い間隔(2週間未満)や高いエネルギーで無理に進めると、PIH(炎症後色素沈着)のリスクが30%以上報告されています。4週間の間隔を守ることが重要です。
一度に複数の部位を施術すると、回数を減らせますか?
部位を増やしても、色素タイプ別の必要回数は同じです。ただし、顔全体を一度に施術すると、1回あたりの費用は節約できますが、回復期間は同様に必要です。
10回施術しましたが、色素が再び現れました。なぜですか?
肝斑は再発率が高いです。紫外線への露出、ホルモンバランスの変化、ケアの怠慢などが原因です。維持管理(3~6ヶ月に1回)を行うことで、再発率を70%減らすことができます。
肌の色が濃い場合、回数を増やす必要があると聞きましたが、本当ですか?
はい、フィッツパトリックタイプV以上の方は、PIHのリスクがあるため、エネルギーを抑え、回数を増やします。タイプIVの方が5回で65%改善するのに対し、タイプVの方は8回必要だという臨床データがあります。
ルーミからのひと言
まずご自身の色素タイプを知ることが、必要な回数を知る鍵となります。3回から始めて途中で評価を受け、追加するかどうかを決めるのが、予算も節約でき、過剰な施術も防ぐ方法です。あなたの肌がどのように反応するか、ゆっくりと見守りましょう。
本コンテンツは情報提供を目的としており、医療的なアドバイスに代わるものではありません。施術前には必ず専門医にご相談ください。






